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不妊の大敵ストレスに打ち勝つ漢方的改善法

不妊治療や妊活を始めてもなかなか結果が出ないとあせりやストレスが徐々に溜まって、妊活疲れの状態になる方も多いと思います。

多くの不妊相談を受けてきて、壁にぶつかったとき考え方を少し別な角度から見ることによって、かなり楽になります。

今まさに不妊治療に取り組んでいる方も、これからの方も知っておいたほうが良いことを書きたいと思います。

目次

不妊治療や妊活で陥りやすいパターン

頭を抱える女性

結婚してお子さんを望み始めてから1年しても授からない場合は、何らかの原因があります。病院で検査をしても何の異常もみつからないからといって、原因がないわけではありません。現象には必ず原因があるのです。

不妊治療を始めて半年位ならば、比較的ストレスを感じることも少ないと思います。

しかし、1年・2年となると先の見えない不安感と、自分の体への自信喪失や重くのしかかる経済的負担といった理由が折り重なってやり場のないストレスを感じ、抑うつ状態になる方も少なくありません。

そんな不妊治療や妊活中で心の癒しを必要とする方の対処法です。

1.現実を受け入れられない

なかなか授からないことに苛立ちや怒りを感じてしまう方は、まず冷静に現実を受け入れましょう。といってもそれが受け入れられないから苛立つのでしょうが、一時苛立ってもその後に冷静になって、次のことに取り組んでみましょう。

ペンとノートを準備し、自分が何に苛立っているのか、何に怒りを感じているのか書き出してみましょう。

左のページに心の状態を書き出し、右のページにその対処法を自分なりに書いてみましょう。解決策が見つかるかも入れません。

一つでも多く解決策がみつかれば、不安定な心が落ち着くことでしょう。

2.妊活に対する気持ちにご主人と温度差がある

奥さんだけが一生懸命で、ご主人はあまり関心を持たない、協力してくれない。逆のパターンもありますが、気持ちが一つになっていないカップルも見受けられます。

奥さんは体外受精をもうやめたいと思っていても、ご主人が何も言ってくれないからやめられないという方、自分は治療してまで子供が欲しいわけではないけれど、ご主人が子供好きだから不妊治療しているという方もいらっしゃいました。

子どもは夫婦二人のもの。やはり、よく話し合うことが大切です。

また漢方薬で妊活していて漢方薬服用後、奥さんの基礎体温がかなり整ってもなかなか結果が出ない時は、たとえ検査で異常はなくても、ご主人も何か飲んだほうがかなり確率が上がります。

特に亜鉛を含むものと血行促進の漢方を併用すると良い結果がでます。
少なくとも奥さんの生理が始まったら一緒に飲み始めて排卵まで飲むだけでも違います。

そういうご主人の姿勢が、ストレスを感じる奥さんにとっては救いになるのです。また結果的に不妊治療や妊活に費やす時間と費用の節約になることにもなります。

3.自分の体に自信が持てなくなる

特に優等生タイプで、今までこうしたらこうなるという成功パターンで生きてきた人にとって、なぜ自分が不妊なのかということもなかなか受け入れられません。

ようやく受け入れて妊活に取り組み始めても、想定通りにいかないと自信を失ってしまって気持ちが落ち込んだり不安定になるということもあります。

細かいことが気になり、不安な気持ちだけが先走ります。ほとんどの方が頑張り屋さんで、これまで挫折感を味わったことがないだけに、結果が出ないと焦り、ひいては自分の体に自信を失ってしまうということもあります。

このような方はリラックスとどんな自分も受け入れる「自己受容」が大切になってきます。

ストレスが溜まっていると感じたらやってみたい対処法

ストレス発散

1.現実が受け入れられない人や、今の自分が認められない人は、ちょっと遠くから自分を見つめて、「これが不満なのね」とか「今の自分が受け入れられないのね」と認めてあげてください。
納得できなくても、認めるということが大事です。

2.ヨガやピラティス、ウオーキングなどをして、余計なことは考えず、今ここにいる瞬間に集中して楽しんでください。

3.漢方薬では「気」のめぐりを良くし、イライラや抑うつ感情を改善する「逍遥顆粒(しょうようかりゅう)」があります。
服用することで、気持ちがさっぱりし、リラックスすることができます。

今まで服用しているものにプラスすると良いでしょう。

4.気持ちのはけ口のない方は、カウンセリングで思いを吐き出すことも重要です。
恵信堂ではカウンセリングを受けて下さった方には、カウンセリングの後の心の状態が維持できるようその方にあったフラワーエッセンスを差し上げています。

心の持ち方・考え方

希望

1.授かっても授からなくても明るい未来があると信じる。
子どもが授からないと、いいようもない不足感を感じてしまう方もいますが、そんなことは決してありません。どんな状況でも皆に等しく明るい未来はやってきます。

不妊治療をして結局は授からなかったけれど、その後ベリーダンスを始めて毎日楽しく生活していますと言っていたか方もいました。また、ご主人と旅行を毎月楽しんでいるご夫婦もいます。

どんな人生にするかは自分次第ですね。

2.妊娠がゴールと思わない。
妊娠さえすればと思っている方もいらっしゃいますが、そうではありません。

確かに妊娠は一つの区切りではありますが、妊娠した時から子育てはすでに始まって、その後約20年かそれ以上続きます。妊娠中の体調管理にも気をつけましょう。

不妊治療でやっと授かっても、出産後、体も心も疲れ果ててしまい体調を崩すこともあります。

妊活中だけでなく、その後も食べ物の管理や自分の体と向き合うことを忘れないようにしましょう。

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